桜満開です。先週の土日はお花見しましたか?我が家はしておりません。なぜならば箱根に行っていたからです。短いお花見シーズンの貴重な週末に、桜が咲いていないところにいってしまったこの悲しみに名前はありますか?
いやでも楽しかったです箱根旅行。最近保育園リア充な我が家。今回もお友達家族といってきました。そこで思い知ったのが「彫刻の森美術館」の実力。あいつマジすごい。こどもが勝手に体力を消耗してくれるコンテンツがいたるところにちりばめられている美術館って唯一無二じゃないでしょうか。そんなわけで今回は淡々とではなく、ダラダラと彫刻の森美術館を紹介してみます。
子どもが四肢を使ってがっつり遊べる体験型アートという名の遊具
こちらはシャボン玉のお城。中は迷路のようになっていて上へ上へといける。来るたびに高いところに登れるようになっていて成長をセンチメンタルに感じられます。4~5歳ともなると平気で30分〜1時間くらい遊んでいるので周囲の芝生で待機すべくレジャーシートの持参をおすすめ。
リニューアル復活したネットの森。こちらも30分〜1時間いける。木に囲まれているせいか冷えるので暖かい飲み物が欲しくなる。近くに出店していた湘南系なスペシャリティコーヒーのキッチンカーはロハスで丁寧な暮らし的な感じで大変お時間かかるので注意。
ネットの上は大人が行くことができないので子どものみぞ知る世界。わりとすぐわが子を見失う。お友達が「まーちゃん出られなくなってるよー」と教えてくれたけれどみつけられず救えなかったかーちゃんを許して。そのうち出てきた。
楽しそうでしょ。微妙に高さが違うのでお気に入りがあるらしい。
星の迷路。スペシャリティコーヒーを待っている間、バターになりそうなくらい回ってくれていました。
箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM – キッズ・ファミリー – 体験型アート作品
とにかく広くて高低差がやたらある園内
園内は高低差がいたるところにあって、これが着実にこどもの体力を消費してくれる。大人もだけど。
ランチはビュッフェで
館内のビュッフェレストランベラ・フォレスタでランチ。
白い空間がまぶしいまーの現代アート風プレート。幼児料金810円也。
外国人観光客を意識してか和洋中折衷の度がすぎて基本的にプレートは茶色くなる。クォリティは料金均一系大型観光ホテルレベルでここだけ妙に没個性。つまり子どものランチには悪くないということです。
なぜか子どもの心を妙につかむ鯉
こどもたちが口々に「お鯉のえさー、鯉に餌あげるの!!」と大興奮。ちなみに鯉は栄養に満ち足りているのかデカくてあんまり可愛くない。むしろなんでも吸い込むバキュームカー(吸い口みたことないけど)みたいな口が軽くホラー。写真上の赤いものもアート。
理解は難しいけどとりあえず遊べるアート
あなたも彫刻になれるらしい。
こんな感じで順調に体力を使い切り、夜はぐっすり。大人たちは夜のささやかな宴をばっちり楽しめたわけです。よく考えたら子どもががっつり遊べて、大人は(全然わからないけど)本物のアートにふれられて、自然も満喫できるってめちゃめちゃお得で効率的な施設ですよね。すごいな彫刻の森美術館。高度経済成長期とバブルをたっぷり吸いこんでるだけありますわ。きっと今の日本ではつくれないんだろうな。フジテレビと産経新聞はどうでもいいけど、彫刻の森の美術館はなくならないでね。
おまけ 子連れでいってはいけない箱根観光スポット
翌日は午前中に駅近スポットをさらりと散策ということで、強羅公園にいってみたのですがこれは「子連れでいってはいけない箱根観光スポット」でした。移動の8割は階段。そりゃそーだ、ケーブルカー1駅分だもん。強羅駅から徒歩でいくと2駅分。
公園中ほどまでベビーカーでいって、途中でもう一度下までいってベビーカー置きに行くことに。
何度となく羽交い絞めするはめになる噴水。
上のほうで咲いていたのは河津桜だけ。登りに登ってたどり着いたのが咲いてないバラ園とか切ない。
そしてやることがないからソフトクリームを食べお昼前だというのに子どもたちの小腹を満たしてしまい、やむなく公園を出て強羅駅あたりでランチに入ったお店がまたとないハズレのお店で痛恨の極み。子連れ軍団というのに極狭座席に押し込まれ地獄みましたよ。なにがひどいって、実は階上に座敷があってしかも空いていたのに知らんぷりされて押し込まれたのですよ。
「早帰りして東京で花見するべきだった」と悔やまれる。お昼食べてから帰ろうといったのは言い出しっぺの私はひたすらに自責の念。しかも強羅駅~強羅公園でみーのお気に入りのフリースジャケット紛失。ということではじめの悲しみに戻るわけです。今週は花見するぞー!
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